SEIKO LORD MATIC 5606-7001 セイコー ロードマチック

SEIKO LORD MATIC 5606-7001 セイコー ロードマチック

¥24,200
商品情報にスキップ
SEIKO LORD MATIC 5606-7001 セイコー ロードマチック

SEIKO LORD MATIC 5606-7001 セイコー ロードマチック

¥24,200
税込

1970年代、セイコーのミドルクラスを支えたロードマチック(Lord Matic/LM)ラインより、Ref. 5606-7001をご紹介します。ステンレスケースにゴールドメッキ(Seiko Gold Plated/SGP)を施した仕様で、白文字盤とゴールドのバトンインデックスの組み合わせが上品な佇まいを見せています。

ロードマチックは1968年、諏訪精工舎で生産を開始し、日本の高度経済成長期のビジネスマン層をターゲットに開発されたラインです。デイデイトカレンダー、薄型防水ケース、秒針規正(ハック)機構、巻き上げ効率と携帯精度に優れたムーブメントなど、当時の市場ニーズを集約した仕様が特徴でした。発売当初は諏訪精工舎設計・製造のCal.56系を搭載し、ビジネスマン向けのオーソドックスなデザインを採用しており、本個体(Cal.5606A)はこの初期の標準ラインに位置づけられます。後年にはカラー文字盤やカットガラスを使ったモデルも登場し、1970年には亀戸精工舎製の高スペックCal.52系を搭載する上位ライン「ロードマチック スペシャル」が追加され、後年のハイグレード自動巻きムーブメント復権の技術的基盤となりました。ダイヤルの「LM」ロゴは1969年後半以降に採用が広がったとされ、それ以前のモデルには非表示の個体もあります。

3時位置には英語・漢字(曜日)のデュアルランゲージ表示のカレンダーを搭載し、リューズからの早送り(クイックセット)で曜日・日付の両方を調整できます。

ダイヤル下部の「LORD MATIC」「23 JEWELS」の表記、ケース側面のトノー(樽型)フォルム、アクリル風防など、当時のセイコーらしいディテールが揃った一本です。現状、稼働は確認済み。リューズ・ケースの角には経年によるメッキの薄れが見られ、ケース裏側のリューズ付け根付近には小さな凹み状の傷も見受けられますが、1969年5月製という年式相応の味わいの範囲であり、着用時は隠れる位置のため気になりにくい部分です。ストラップは社外新品の黒レザーに交換済みです。

 

ブランド
セイコー
モデル Lord Matic(LM)
リファレンス 5606-7001
年式 1969年
マテリアル ステンレススチール(ゴールドメッキ/SGP)
巻き上げ方式 自動巻き(手巻き併用可・ハック機能あり)
キャリバー
5606A
石数
23石
ケース径
37mm
ケース厚
9.5mm
ラグ幅
19mm
サービス
-
日差
稼働確認済み・日差測定中
ストラップ
黒レザー・社外品(CASSIS製)
付属品 なし
箱・ペーパー
なし


SEIKO セイコー

セイコーの歴史は、1881年に服部金太郎が東京・京橋に時計修理店「服部時計店」を開業したことに始まる。1892年には自社工場「精工舎」を設立し、掛時計や置時計の製造へ進出、1913年には国産初の腕時計「ローレル」を世に送り出した。1924年からは「SEIKO」の名を製品に冠し、以降、精度・品質の両面で国産時計を牽引する存在となっていく。

戦後は特にスイスに代表される世界の時計大国に対して、精度コンクールという競技の場で真っ向から挑み続けた。そして1960年代、機械式腕時計はまさに完成期とも呼べるほどの発展を遂げ、セイコーは量産技術と精度の両立という点で世界水準に追いつき、やがて追い抜く時代を迎える。1964年の東京オリンピックでは公式計時を担い、国際舞台における日本の時計産業の存在感を決定づけた。

同時にこの時期は、「時計の電子化」という次なる大転換への助走期でもあった。1969年12月、セイコーは世界初のクオーツ腕時計を発売し、機械式からクオーツへという時計産業全体の潮流を自ら切り拓くことになる。精密機械としての完成度を極めた機械式時代の遺産と、その後の技術革新への礎——セイコーのヴィンテージピースには、その両方の物語が刻まれている。

その他の時計

カテゴリー